The Iris Murdoch Society of Japan
出版情報
アイリス・マードック関係文献(日本アイリス・マードック学会員執筆)
〈単行本〉
- 野口ゆり子 『文学のなかの人間と動物——ロレンス、マードック、ダンモア、ゲイル』文化書房博文社、2015.5
- 大道千穂 「ユダヤ人、ホロコースト、そしてアイリス・マードック――ポスト・ヒットラーの世界における癒しの可能性」、『戦争・文学・表象――試される英語圏作家たち』音羽書房鶴見書店、2015.2
- 室谷洋三 『アイリス・マードaックと宮沢賢治の同質性』大学教育出版、2013.6
- 大道千穂 「アイリス・マードックの小説における同性愛者」、『第二次世界大戦後のイギリス小説』中央大学出版部、2013.3
- 野口ゆり子 『救済としての文学——マードックとロレンス』文化書房博文社、2009
- 日本アイリス・マードック学会編『全作品ガイドアイリス・マードックを読む』彩流社、2008. 12.
- 山本長一訳シェリル・K・ボウヴ著『アイリス・マードック読解―作品批評と分析』彩流社、2008.7.
- 平井杏子「アイリス・マードックのベケット」『サミュエル・ベケットのヴィジョンと運動』未知谷、2004.12(共著)
- 野口ゆり子『ロレンスとマードックー父性的知と母性的愛』彩流社、2004.5
- 井内雄四郎『アイリス・マードックの世界』旺史社、2003,11
- 平井杏子「変容する女たちの部屋ードラブル、カーター、ブルックナー、レッシング、マードック『〈インテリア〉で読むイギリス小説』ミネルヴア書房、2003.5(共著)
- 山本長一「性愛のヘキサゴン、『切られた首』論、『想像力の飛翔ー英語圏の文学・文化・言語』北星堂書店、2003.3(共著)
- 平井杏子訳『ジャクソンのジレンマ』彩流社、2002.10
- 榎本眞理子「理想の女への憧憬ーアイリス・マードック『海よ、海』」『イギリス小説のモンスターたち』彩流社、2001
- 室谷洋三訳『アイリス・マードック戯曲二編』、音羽書房鶴見書店、2000.3
- 平井杏子「アイリス・マードック最後の迷い『ジャクソンのジレンマ』」『文学空間』6巻、創樹社、2000.1
- 榎本眞理子「『目覚め』の寓話アイリス・マードック『鐘』」『イギリス女性作家の半世紀』1巻、頸草書房、1999.12
- 室谷洋三編『アイリス・マードック随筆・対談集』大学教育出版、1999.5
- 平井杏子「眠れる一角獣アイリス・マードックと『いばら姫』」『文学空間』4巻、創樹社、1999.1
- Yozo Muroya, Paul Hullah ed.『Occasional Essays by Iris Murdoch』、University Education Press Okayama、1998
- Yozo Muroya, Paul Hullah ed.『Poems by Iris Murdoch』、University Education Press Okayama、1997
- 井内雄四郎『比較の視野ー漱石・オースティン・マードック』旺史社、1997,5
- 平井杏子『アイリス・マードック』彩流社、1995.12
- 室谷洋三『アイリス・マードック「黒衣の王子」論ー「藪の中」の系譜ー』1988・6
- 井内雄四郎「ジョイスとマードック」「マードックと俳句」『現代イギリス小説序論――政治と実存』南雲堂、1984
- 室谷洋三『アイリス・マードック(講座イギリス文学作品論19)英潮社、1977.7
- 野中涼『I.マードック(今日のイギリス・アメリカ文学)』研究社、1971.4
- 井内雄四郎訳『魔術師から逃れて』太陽社、1969
〈雑誌・紀要〉
- 大槻美春Iris Murdoch’s interest in Japan: Her Japanese references and The Sea, The Sea, (NEW PERSPECTIVE:新英米文学研究 193号、42巻春夏号、新英米文学会、2011.7
- 大槻美春Third Iris Murdoch Conference : A View from Japan , The Iris Murdoch Review, Vol.1, No.1 (London: Kingston University Press, Sep.2008)
- 大槻美春「『海よ、海』論「絵画が架橋するチャールズの語りと想像の境界」」(NEW PERSPECTIVE:新英米文学研究187号、39巻1号、新英米文学会、2008.7
- 野口ゆり子「アイリス・マードックの『鐘』における信仰・救済・道徳」『英文学論考』第33輯立正大学、2007. 2.
- 山本長一「『ジャクソンのジレンマ』のジャクソンについて」『構築』16、構築舎、2005.3
- 橋本信子「『天使たちの時』ー愛の可能性」『川崎医療福祉学会誌』14-2、2005
- 小野順子「 Iris MurdochのThe Red and the Green を読むー登場人物から見る『復活祭蜂起』」『PERSICA』31、岡山英文学会、2004.5
- 榎本眞理子「ホロコーストの記憶ーThe Message to the Planet を読むー」『人文学部紀要』16、恵泉女学園大学、2004.3
- 山本長一訳、ヒルダ・D.スピア著「マードックの『緑の騎士』論」『構築』15(構築社)2004.3
- 井内雄四郎「アイリス・マードックのプラトン像ー戯曲『アカストス』を読む」『英文学』86、早稲田大学英文学会、2003.9
- 室谷洋三「イギリス文学に見られるユダヤ人像ーIris Murdochを中心に」『シュレミール』2.日本ユダヤ系作家研究会、2003.4
- 井内雄四郎「劇作家としてのアイリス・マードックー『召使と雪』を中心に」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』48、2003.3
- 井内雄四郎「アイリス・マードックと花咲くジャポニズムー戯曲『三本の矢』を中心に」「比較文学年誌」39、早稲田大学比較文学研究室、2003.3
- 平井杏子「アイリス・マードック著『ジャクソンのジレンマ』の翻訳を終えて」『学苑』750、2003.2
- 井内雄四郎「権力とそのメカニズムーアイリス・マードック『魅惑者から逃れて』の舞台裏」、『英文学』84、早稲田大学英文学会、2002.9
- 室谷洋三「アイリス・マードックの恋人たち」『シュレミール』1、日本ユダヤ系作家研究会、2002.3
- 山本長一「おぞましき愛の行方ーThe Time of the Angels 論」『人間環境論集』2-2、法政大学人間環境学会、2002.3
- 岡本糸美「水が象徴するものーアイリス・マードックの作品を通して」、『FRESCA』29、岡山英文学会、2002.3
- 小野順子「The Flight from the Enchanter ーアイリス・マードック自身の体験の投影」同上
- 駒沢礼子「バラ園の深層ーAn Unofficial Rose再読」同上
- 大槻美春「『イタリアの女』論」(NEW PERSPECTIVE:新英米文学研究166号、新英米文学研究会、28巻2号、2001.11
- 山本長一「迷妄の愛から覚醒の愛へーThe Nice and the Good 論」『人間環境論集』1-2、法政大学人間環境学会、2001.3
- 榎本眞理子「もう一つの白鳥の歌ーThe Green Knight を読む」『恵泉女学園大学人文学部紀要』 13.2001
- 小野順子「The Pilgrimage of Bellamy's Soul in the Green Knight 」『PRESICA』27、岡山英文学会、2000.3
- 岡本糸美「アイリス・マードックのAn Accidental Manーリアリストの描く世界」同上
- 駒沢礼子「Henry and Cato における楕円形の世界」『LITTERA』最終号、岡山大学環境工学部、2000.3
- 小野順子「Iris Murdochの『鐘』について」同上
- 橋本信子「アイリス・マードック次世代へのメッセージ」同上
- 室谷洋三「Dame Iris Murdoch の生涯」『英語青年』145-3、研究社、1999.6
- 井内雄四郎「アイリス・マードックと詩的想像力ー『四季の鳥』への道」、同上
- 井藤千穂「アイリス・マードックにおけるユダヤ人ーThe Green Knight (1993)にみる非神話化とその意義ー」『芸文研究』74、慶応大学、1998.6
- 井内雄四郎「アイリス・マードック詩集を読む」、『英文学』76、早稲田大学、1998
- 岡本糸美「Murdoch のThe Black Prince 」『PRESICA』25、岡山英文学会、1998.3
- 井上澄子「アイリス・マードック『鐘』の象徴性」、『金蘭短期大学研究誌』28、1997.12
- 井上澄子「I・マードックの『ユニコーン』におけるケルト的反映」、『金蘭短期大学研究誌』22.1991.12
- 井上澄子「アイリス・マードック:『ユニコーン』--鏡のイミジャリー」、『金蘭短期大学研究誌』21.1990.12
- 大槻美春「『善の修行者』論「複数の視点が語る現実」」(NEW PERSPECTIVE:新英米文学研究151号、21巻1号、新英米文学研究会、1990.6
- 山本長一「暴力の十字路ーマードックの小説について(1)―」『法政大学教養部紀要』73、1990.2
- 井上澄子「アイリス・マードックの『ブラック・プリンス』におけるインターテクスト--ハムレットはわれらの同時代人--」、『金蘭短期大学研究誌』18.1987.12
- 大槻美春「『砂の城』論」THE NEW PERSPECTIVE:季刊・新英米文学研究135号、17巻1号、新英米文学研究会、1986.2
- 井上澄子「空想と想像力--最近のアイリス・マードックの立場--」、『金蘭短期大学研究誌』15.1985.3
- 井上澄子「アイリス・マードック『切られた首』の考察--無意識から意識の世界へ--」、『金蘭短期大学研究誌』14.1984.3
〈新聞・会報・その他〉
- 大槻美春Peter J Conradi (ed.), Iris Murdoch: A Writer at War: Letters & Diaries 1939-1946 (London: Short Books, 2010) (book review)pp303. (NEW PERSPECTIVE :新英米文学研究191号、41巻1号、新英米文学会、2010.7
- 大槻美春「アイリス・マードック文献紹介」(書評)(NEW PERSPECTIVE190号:新英米文学研究190号、40巻秋冬号、新英米文学会、2010.2
- 大槻美春「松田雅子「マードック『海よ、海』論(『ブッカー・リーダー英国連邦小説を読む』より)」(書評)(NEW PERSPECTIVE:新英米文学研究184号、37巻2号、新英米文学会、2007.7
- 室谷洋三「Johnと私の内緒ごと」『The Iris MurdochNewsletterof Japan』 8日本アイリス・マードック学会、2007.1
- 榎本眞理子「第8回大会報告記」同上
- 大道千穂「マードックにおける日本的小道具ー根付を中心として」同上
- Wendy Jones Nakanishi「Money, Marriage and Literary Allusions in Iris Murdoch'sNuns and Soldiers 」同上
- 野口ゆり子「『鐘』における信仰・救済・道徳」同上
- 片山亜紀「マードックにおける妊娠中絶問題ーThe Book and the Brotherhood 」同上
- 野中涼「『アイリス・マードックの語り口』」同上
- 大槻美春「第3回アイリス・マードック国際学会に参加して」同上
- 室谷洋三「Irisと親交のあった三人の女性」『The Iris MurdochNewsletterof Japan』7、日本アイリス・マードック学会、2006.1
- 内藤亨代「第7回大会報告記」同上
- Wendy Jones Nakanishi「Shakespear and Buddhism in Bruno's Dream 」同上
- 佐久川豊子「Iris Murdoch著:戯曲、「ジョアナ、ジョアナ」同上
- Paul Hullah「'Calling All into Doubt' : Art, LIfe, and Identity in Murdoch's ' NotHighly Regarded' The Italian Girl 」同上
- 平井杏子「マードックとサミュエル・ベケット」同上
- 金子容子「Steeple Astonを訪ねて」同上
- 駒沢礼子「マードック小説の冒頭部分」同上
- 大道千穂「日本というエキゾチシズム」同上
- 橋本信子「天使達の時:愛の可能性」『川崎医療福祉学会誌』川崎医療福祉大学、14-2、2005
- 高橋和久「マードック学会第6回大会」『The Iris MurdochNewsletterof Japan』6、日本アイリス・マードック学会、2004.12
- 古田島綾子「第6回・日本アイリス・マードック学会報告」同上
- Wendy Nakanishi「Characters and Characterization in Iris Murdoch's The Good Apprentice 」同上
- Reiko Nakagami「Truthful Lies and Fantasy Realism: Iris Murdoch's Under the Net and Muriel Spark's The Comforters 」同上
- Paul Hullah「‘THE RIDERLESS HORSE MOVES ON EQUINE SYMBOLISM IN IRIS MURDOCH'S JACKSON'S DILEMMA 」同上
- 塩田勉「マードック:コミンテルン・プラトン・ゼン」同上
- 野口ゆり子「ロレンスとマードックの接点ー父性的愛と母性的愛」同上
- 平井杏子「アイリス・マードックとサミュエル・ベケット」同上
- 河野田美子「CELTIC ART」同上
- 山本長一「“Remember Proteus."ー映画Irisをみて」同上
- 平井杏子「第5回・日本アイリス・マードック学会報告」『The Iris MurdochNewsletterof Japan』5、日本アイリス・マードック学会、2003.12
- 玉崎緑「マードック作品における『水』の世界と『泳ぐ行為』-The Philosppher's Pupil (1893)を中心に」同上
- 小野順子「The Red and the Greenを読むー登場人物から見る「復活祭蜂起」とその歴史的意義」同上
- 内藤享代「The Bell における『注意』の問題」同上
- 榎本眞理子「ホロコーストの記憶ーThe Message to the Planet を読む」同上
- 井内雄四郎「アイリス・マードックとレーモン・クノー」同上
- 清野茂博「意想奔逸(Ideenflucht)-Irisに収束?」同上
- 井藤千穂「『無』こそが『善』そのものジャクソンのジレンマ」『週刊読書人』2003.1.17
- 佐久川豊子「第4回大会報告記」『The Iris MurdochNewsletterof Japan』4、日本アイリス・マードック学会、2002.12
- 大澤日菜子「新しい哲学小説家としてのマードック:文学と哲学の融合への試み」同上
- 石井久美子「マードックにおけるリアリズムと道徳的神秘主義ープラトニズムの視点から」同上
- 井内雄四郎「『ジャクソンのジレンマ』(平井杏子訳)」『図書新聞』2605、2002
- 植木研介「不条理な幸運」『The Iris MurdochNewsletterof Japan』3、日本アイリス・マードック学会、2001、12
- 清野茂博「Agamemnon Class 1939 : In Memoriam Frank Thompson 1920-1944」同上
- 井藤千穂「理想の小説へーThe Philosopher's Pupil (1983)における中心の消失と非神話化の主題」同上
- 駒沢礼子「バラ園の深層ーAn Unofficial Rose (1962)再読ー」同上
- 室谷洋三「Iris Murdoch と『源氏物語』同上
- 井上澄子「マードック世界逍遥」同上
- 駒沢礼子「第3回大会報告記」同上
- 清野婦美子「もう一人のもっと秘められた神ーTHE BLACK PRINCE ; A Celebration of Loveにみる愛の讃歌」同上
- 岡本糸子「偶然性についてー『本を巡る輪舞の果てに』を通して」同上
- 平井杏子「Jackson's Dilemma ー翻訳を通して見えてきたもの」同上
- 中西ウェンディ「The French-and Irish- Connections: A Comparison of Themes in IrisMurdoch's Under the Net and The Red and the Green 」同上
- 榎本 眞理子「Under the Net Revisited」同上・井内雄四郎「アイリス・マードックとマーガレット・ドラブル」『The Iris Murdoch Newsletterof Japan』2、日本アイリス・マードック学会、2000、12
- 小野順子「第2回大会報告記」同上
- 古田島綾子「The Sea, the SeaにおけるマードックとS.ヴェイユの思想的類似とその小説的展開」同上
- 笹岡ヒサノ「火と太陽:The Sea, the Sea と『洞窟の比喩』同上
- 山本長一「『ユニコーン』-その呪われた部分」同上・榎本眞理子「もう一つの白鳥の歌ーThe Green Knight を読む」同上
- Paul Hullah「MODES OF DESIRE IN IRIS MURDOCH'S POETRY」同上
- 室谷洋三「日本アイリス・マードック学会発足に際して」『The Iris Murdoch Newsletter of Japan』1、日本アイリス・マードック学会、1999.10
- 岡本(丸山)糸美、「第1回大会報告記」同上
- 橋本信子「Jackson's Dilemma is Murdoch's Tempest 」同上
- 河野賢司「マードックのアングロ・アイリッシュ性を求めてー『赤と緑』再読ー」同上
- 平井杏子「The Dilemma of Jackson's Dilemma 」同上
- 井内雄四郎「Elizabeth Dipple, Iris Murdoch: Work for the Spirit」『学鐙』丸善、1982.5
- 室谷洋三「哀悼ーーーデイム・アイリス・マードック」『The Iris Murdoch Newsletter of Japan』特別号、日本アイリス・マードック学会、1999.2